ピラティス

産前産後のピラティスって本当に大丈夫?

〜MaiとKonokaの会話で学ぶ〜

ある日の会話

Konoka

「Maiさん、私、子どもが小さいころに腰痛や肩こりがひどくて…正直、もっと早くケアしておけばよかったなって思ってるの。産前産後って運動してもいいの?危なくないのかな?」

Mai

「その気持ち、すごくわかるよ。実は、産前産後の運動は世界的なガイドラインでも”条件を満たせば安全で有効”ってされているんだよ。ただし”医師の許可があること”や”合併症がないこと”が前提条件なんだ。」

妊娠中にできるピラティス

Konoka

「妊娠中でも運動していいって意外!どんなメリットがあるの?」

Mai

「例えば、アメリカ産科婦人科学会(ACOG)のガイドラインでは、合併症がない妊婦さんは定期的な中等度の運動を推奨しているんだ。中等度っていうのは『会話ができる程度の強度』のことね。ピラティスは特に以下の点で役立つよ。」

  • 腰痛や骨盤の不安定感の軽減
  • 姿勢を整えて呼吸を楽にするサポート
  • 出産に向けた体力維持
  • リラクゼーション効果
Mai

「ただし、”強くお腹に力を入れる動作”や”長時間の仰向け姿勢”は避ける必要があるんだ。」

Konoka

「具体的にはどんな動きをするの?」

Mai

「例えば、妊娠中なら壁を使った腕のストレッチや、椅子に座ったままの骨盤の動き。横向きに寝た状態での軽い脚の動きなど、無理のない動きから始めるよ。お腹が大きくなってきたら、座位や立位中心の動きに切り替えていくの。」

Konoka

「そうなんだ…!安心材料があると前向きになれるね。」

産後のピラティス

Konoka

「じゃあ、産後はいつから始められるの?」

Mai

「これもガイドラインに沿って考えるよ。正常分娩なら6〜8週間後、帝王切開の場合は医師の許可をもらってから。無理に早く始めるより、体の回復を待ってから少しずつ行うのが大切。」

ピラティスが役立つのはこんなところ

  • 骨盤底筋の回復サポート
  • 体幹の安定を取り戻す
  • 授乳や抱っこによる肩こり・腰痛の予防改善
  • 気分のリフレッシュ
Mai

産後は心身ともに不安定になりやすい時期だから、やさしい動きから取り入れていくと安心だよ。」

Konoka

「骨盤底筋って何?」

Mai

「骨盤の底にある筋肉群のことで、内臓を支えたり、尿もれを防いだりする大事な筋肉なの。妊娠・出産で負担がかかりやすいから、産後のケアがとても重要なんだ。」

Konoka

「なるほど…私が産後に感じてた肩や腰のつらさも、ピラティスで軽減できたかもしれないんだね。産後はどんな動きをするの?」

Mai

「産後なら仰向けで膝を立てた状態での呼吸法や、四つん這いでの軽い体幹エクササイズなど。特に深い呼吸を意識することで、リラックス効果も得られるよ。」

他の運動との違いは?

Konoka

「ヨガやジムトレーニングとはどう違うの?」

Mai

「いい質問だね!ピラティスは『正しい姿勢』と『深い呼吸』に重点を置いているんだ。ヨガのようなポーズをキープするのではなく、流れるような動きが中心で、ジムトレーニングのような激しい動きもないの。だから体への負担が少なく、産前産後の敏感な時期にも適しているんだ。」

Konoka

「でも、運動経験がほとんどなくて…私にもできるかな?」

Mai

「大丈夫!ピラティスは運動経験に関係なく、その人の体力や状態に合わせて調整できるのが特徴なんだ。むしろ運動が苦手な人ほど、ゆっくりとした動きで体の変化を実感しやすいよ。」

子育て世代にとってのメリット

Konoka

「今は5歳の子がいて、まだまだ体力が必要で…ピラティスって子育て中の私にも役立つかな?」

Mai

「もちろん!子どもと遊ぶ、抱っこする、家事をするって、全部”体幹の安定”が必要なんだ。体幹というのは胴体部分の筋肉で、体の軸を支える大事な部分。ピラティスで体幹を整えると、

  • 動きがラクになる
  • 疲れにくくなる
  • ケガや慢性的な痛みの予防になる
Mai

といった効果が期待できるよ。さらに自宅でできるから、子育て中でも無理なく続けやすいのが大きなメリットなんだ。」

Konoka

「子育ての合間にできるのはありがたい!スタジオに通うのはハードル高いから、自宅でできるのはうれしいな。」

継続するためのコツ

Konoka

「続けるのが苦手で…何かコツはある?」

Mai

「すごく大事なポイントだね!まず、週1回15分からでも大丈夫。『完璧にやろう』と思わず、『今日は5分だけ』という気持ちで始めると続けやすいよ。

私がおすすめするのは

  • 子どもが昼寝している時間や、朝少し早く起きた時間を活用する
  • 『毎日やらなければ』と思わず、週2〜3回を目標にする
  • 体の変化を記録して、小さな改善も喜ぶ
Mai

体の変化を感じられると、自然と楽しくなってくるから。」

Konoka

「それなら私でもできそう!プレッシャーを感じすぎていたのかも。」

注意しておきたいこと

Konoka

「でもやっぱり”自分の判断でやっていいのか”はちょっと不安…」

Mai

「大事なポイントだね。だからこそ、

  1. 必ず医師の許可を得ること
  2. 体調が優れないときは無理をしないこと
  3. 指導者に”産前産後であること”を伝えること
Mai

この3つを守るのが安全に続けるコツなんだ。特に産前産後は体が敏感になっているから、無理は禁物。少しでも違和感があったら休むことが大切よ。ピラティスは医療やリハビリの現場でも活用されている運動法だから、正しく行えばすごく安心なんだよ。」

まとめ

  • 産前産後ピラティスは ガイドラインに基づいて適切な時期に行えば安全で効果的
  • 妊娠中は腰痛予防や姿勢改善、産後は骨盤底筋や体幹の回復に役立つ
  • 運動経験がなくても、個人の状態に合わせて調整可能
  • 自宅で行えるので、子育て世代にも取り入れやすい
  • 週1回15分から始めて、無理なく継続することが大切
  • 医師の許可と専門家の指導を得ながら行うことが安全の鍵

体験レッスンのご案内

Konoka

「話を聞いて安心した!私も、今の生活にピラティスを取り入れてみたいな。」

Mai

「ぜひ!出張ピラティスなら自宅で受けられるから、子どもがいても安心だよ。しかも今なら初回はどのプランも5,000円で体験できるの。まずは気軽に試してみてね。」

Konoka

「それなら私でも始められそう!早速申し込んでみようかな。」

Mai

「ホームページのお申し込みフォームから簡単に予約できるよ。日程を選んで送信するだけだから、すぐにスタートできるよ。体験レッスンでは、あなたの体の状態をしっかりチェックして、無理のないプランを一緒に考えていこうね。」

Konoka

「それも安心!プロに見てもらえるなら、安全に始められそうだね。」


出張ピラティス鴨川 凪では、初回限定で 5,000円の体験レッスン をご用意しています。 産前産後のケアや子育て中の体づくりを、自宅で安心して始めてみませんか?

ABOUT ME
Mai
理学療法士として病院勤務の経験を持ち、現在は3人の子どもを育てながら活動しているインストラクターMaiです。 体にやさしい運動を、自宅で安心して続けられるようにサポートします。